Bootstrapをカスタマイズしていくにあたり、Sassを用いると簡単にできるため、今回はSassの概要を把握しました。
Sassとは
Sass(サス)とは、Syntactically Awesome Stylesheets(構文的にイケてるスタイルシート)の略。
CSSをより便利に効率的にかけるようにした言語のこと。
背景
- CSSだと複雑なことができない。
↓
- コードの再利用、変数、条件分岐、演算などをできるSassが生まれた。
メリット
- 簡略に記述できる。
- 変数で同じ値を使い回せる
- 四則演算ができる
- コードの再利用ができる 等
Sassの基本的な使い方
拡張子scssファイルを作成
→ CSSにコンパイル
→ HTMLでCSSを読み込む
- 拡張子には
sass
とscss
があるが、後に誕生したscss
の方がCSSとの互換性が高く普及している。 scss
ファイルを直接HTMLに読み込むことはできないため、一度CSSにコンパイルする必要がある。
Sassの特徴
①ネスト
CSSセレクタを入れ子(ネスト)にして書ける。
HTMLの入れ子構造と同じように書けるので構造が把握しやすくなる。
CSSの書き方
nav ul { margin: 0; padding: 0; } nav li { display: inline-block; }
Sassの書き方
nav { ul { margin: 0; padding: 0; } li { display: inline-block; } }
②変数
値を変数に格納し、変数名を参照することで値を使い回せる。
修正が一箇所で済み、似たような違う色が増えることを防ぐこともできる。
CSSの書き方
body { font: 100% Helvetica, sans-serif; color: #333; } main { color: #333; }
Sassの書き方
$font-stack: Helvetica, sans-serif; $primary-color: #333; body { font: 100% $font-stack; color: $primary-color; } main { color: $primary-color; }
③親セレクタの参照
&
を書くことで親セレクタを参照できる。
&
を使うことで親を一から指定し直す必要がなくなり、スッキリ書ける。
SCCの書き方
a { text-decoration: none; } a:hover { text-decoration: underline dotted; }
Sassの書き方
a { text-decoration: none; $:hover { text-decoration: underline dotted; } }
④@import
ファイルを分割して読み込むことができる。
これは、CSSと同様。
CSSの@import
とSassの@import
は基本的には同じ構文で使える。
参考URL
Sassの公式ドキュメント sass-lang.com